ニラレバが先かレバニラが先か

ちょっと笑ってもらえるように努力した記事も、真面目な記事もあるかもしれません。

Serial Experiments Lain を見てメモ

 オモコロ杯お疲れさまでした。受賞作品をみれば確かにこれじゃ賞とれんよって感じでさすがの受賞作品です。こんどは完成された記事を書こう。それとちゃんと規定にも乗ろう。(次回があればnoteで書く)

 

 この暑い夏を乗り切るには無心で過ごす、つまりアニメを見るのが一番ですね。サントラあさりしている際に面白そうなタイトル「serial experiments lain」というのを発見して、音楽が面白かったのでこれはアニメを見てまた聞き直そうと思い1ヶ月ぐらい。ぜんぜん無心になれていませんでした。

 

 そんなことよりも視聴して思ったことを忘れる前に書き起こしたい。

 

 layer04:学校の下駄箱に入っていた「プシュケープロセッサ」。思うに岩倉 玲音(いわくら れいん)とwierdのつながりを加速させたい人が下駄箱に入れたものと思われるが、これが何かと親父に聞くと答えてくれないのはなぜか。のちにプロセッサを使ったことに親父は気づいたので存在を知らないということはなさそう。親父は仮想家族でおそらく玲音を成長させたい側の人間ではあるが、バイトのように夜遅くなると家からはいなくなる。データ上の存在が現実に干渉して見えていたのかと疑っていたが、本当にバイトのような存在であるほうが納得が行く気がする。

 ただ、玲音に娘のような感情を持っていたらしく後半では存在感が増している。娘のように思い始めたことが、プシュケーについて教えない、これから起こるであろう娘を巻き込む出来事にかかわらせたくないという親心があったのだろうか?この線は薄い気もする。

 

 話は戻って

 layer03:プシュケーを渡したのはだれか?

 読ませてもらった考察には二人の黒服(片方が中田譲治ギロロ)ではないかという意見があり自分もそう思う。彼らはクライアントにKnightを始末するように頼まれていた。レインがknightsを見つけて情報を流すのでここは理にかなっている。

 Knightsは 英利 政美(えいり まさみ)の信奉者ではあるが英利の真の理解者ではなく、玲音の能力拡張を示すだしに使われてしまった。

 Knightsは玲音を物理的に狙い拡張ICを入手させるシーンが前述のプシュケー獲得のシーンとなんとなく似ていると思ったが、Knightsがプシュケーを玲音に渡すメリットが少ない気もしなくはない。

 ただ利害関係というのは移り変わるもので味方が心強いほど、心許ない。Knightsが同じ手法で玲音を狙ったが今度は看破されたというのはあり得る話だと思う。

 

 layer13: 親父は玲音の存在を覚えていたという認識でいいのか?玲音がALLRESETを行った後に親父と対話するシーンがある。このシーンの前にlayer01の玲音がいないパターンを描いており、ここでもわざわざPCのパーツが着払いで届くと伝えるシーンが描かれている。

 玲音が一人でうずくまっていると、光が差し込んできて親父がのぞいているという構図はまるで箱の中をのぞいているようにも解釈でき、届いたパーツでPCを拡張しwierdにて玲音と親父対話しているとも理解できる一方で、紅茶を勧めるシーンは過去の再現とも読み取れた。

 過去の再現となると玲音が自分は何者かという疑問を解決するために親父を仮想したともとれる。ただ玲音の記憶がなくなった世界でいまだに共同生活していたことを考えるとなぜ共同生活しているのかという疑問にぶつかる中で人間の(地球が持つメモリの奥底ともいえる)潜在的な部分が玲音のことを思い出させたというのはあり得るかもしれない。(家族が雇われ家族だったというのが確かだとして、脚本のミスも考えられるが作家先生のことを考えると極めて可能性が薄い気がする。)

 

 つたない文章ながら見返せるようなメモが書けた気がする。途中表現する言葉が出なくなって語彙力不足に陥っているのは夏の暑さにやられたことにしておこう。